北大東島の行事は大東宮祭、金刀比羅祭、観音祭、秋葉宮祭、スポーツ関連では職域球技大会、南北親善競技大会、村民運動会、職域駅伝大会など、年間13回(開催時期は島暦をご覧ください)。なかでも特徴的なのは、祭りに沖縄角力と江戸相撲が奉納されることです。大東宮祭の前夜祭では、村民みんなで御神輿をかつぎ、豊年を祈願します。これは明治時代に最初に入植したのが八丈島の人たちで、その後、沖縄からの移住者が増えたためです。また、年越し行事でつく除夜の鐘は「うふあがりの鐘(うふは大、あがりは東という沖縄方言です)」と呼ばれています。双方の文化が混ざり合い、いまではオリジナリティーあふれる「大東文化」が育まれています。

mikoshi

大東宮神輿

<<大東寿司のつくり方 | 意外と忙しい島の暮らし>>