周囲を2mから10m以上の断崖に囲まれた北大東では、桟橋をつくることができません。そのため、10mほど離れて接岸された船からクレーンで人や荷物を港に運びます。海人(うみんちゅ)の乗る船だって例外ではありません。時間は正午前後。真っ青な空の下、海面からクレーンによって高々と持ち上げられる船は、さながら「空飛ぶ船」。その様子は、圧巻の一言です。
北大東島では風向きによって、北港、西港、江崎港の3カ所の港を使い分けています。空飛ぶ船がどこの港で見られるか、当日のチェックが必要です。
ちなみに、台風時の断崖にはね上がる波の高さは、「日本一」ともいわれています。

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漁から帰るとクレーンで吊り上げられる漁船

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