那覇からほぼ真東に約360キロ。
大海原に浮かぶ沖縄最東端の島・北大東島を満喫する、
2泊3日のモニターツアーが始まりました。
那覇空港から、約1時間で北大東島に到着。北大東島は、古くから、うふあがり島(はるか東にある島)と呼ばれていましたが、飛行機ではひとっとびです。
少し肌寒く感じましたが、続いていた雨もきれいに上がり、幸先の良いツアースタートです。
今回の参加者の皆さんは、全員、北大東島初上陸!
これからの3日間、島がどんな姿を見せてくれるのか、期待に胸を膨らませながら、まず上陸記念の一枚を、パチリ。
北大東島は、約4800万年前に、現在のニューギニアの近海辺りで誕生し、十数回の浮き沈みをくり返しながら、ゆっくりと現在の場所へ移動してきました。今もなお1年に約5cmずつ沖縄本島へ向って動き続けているそうで、島自体が生きている!?
島は、周囲13キロのほとんどで、15m前後の険しい岸壁が立ちはだかっています。海面は穏やかに見えるのに、絶壁には太平洋の波が砕け散っていました。荒々しい景色にしばし見とれ、ここが沖縄であることを忘れそうになりました。
人を拒むような大自然の中で、ふと足元を見れば、小さな植物が。
アツバクコは、南北大東島のほかは、ハワイ諸島と小笠原諸島にのみ生息する植物。地面を這うようにして、小さい厚い葉をつけた枝を広げ、その先端に1センチほどのピンクの愛らしい花を咲かせていました。
南北大東島には、ダイトウオオコウモリをはじめ固有の動植物も確認されているそうですが、これらは島の歴史を物語っています。
島内観光の際に、路肩に止まった軽トラックに思わず目が釘付け。軽トラックの荷台は、カボチャ、カボチャ、またカボチャ。ぎっしりと積まれています。
実は、北大東島は、カボチャの名産地。今日が初荷で、このカボチャたちは1玉ウン千円!?となって東京などの都市へ運ばれていきます。
残念ながら、沖縄本島へは出荷していないそう。でも、一口でもいいから食べてみたい、ですよね?(念願かなって、2日目の交流会でいただきました!!)
南北大東島で最も高い場所(海抜74m)にある灯台のふもとのハマユウ荘に到着。中庭には、きれいに整備された池や芝生があり、昼間にのんびり一息つくのも気持ちが良さそう。
待ちに待った夕食の時間!
サワラのカマ焼きやキハダマグロのお刺身などに、思わず会話も忘れて舌鼓を打ちました。
じっくり味わった後、全員で自己紹介。今回のツアーや北大東島に対し、皆さん様々な思いを持たれて参加していらっしゃいます。島の魅力をまるごと体験する、明日からの体験プログラムがさらに楽しみになりました。